シネマ・アンジェリカとは? わかりやすく解説

シネマ・アンジェリカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 00:44 UTC 版)

シネマ・アンジェリカ
Cinema Angelica

かつてシネマ・アンジェリカがあったプレミア道玄坂ビル(旧名フジビル37)
情報
正式名称 シネマ・アンジェリカ
旧名称 シブヤ・シネマ・ソサエティ
完成 1999年
開館 2005年12月24日
開館公演 いつか読書する日
閉館 2010年11月30日
客席数 104
設備 ドルビーデジタル
用途 映画上映
旧用途 映画上映
運営 PUG POINT-JAPAN Inc.
所在地 150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-18
フジビル37地下1階
アクセス JR渋谷駅ハチ公口より徒歩8分
外部リンク シネマ・アンジェリカ
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シネマ・アンジェリカ(CINEMA ANGELICA)は、かつて東京都渋谷区道玄坂に存在したミニシアターである。

歴史

かつて同地にシブヤ・シネマ・ソサエティを開館・運営、のちに廃業した中央興業からの営業譲渡を受けた映画プロデューサーであり、コムスシフト経営者の畠中基博が経営するPUG POINT-JAPAN Inc.が、同館跡に開業する[1]。2005年12月24日のオープニング作品は『いつか読書する日』であった[1]。「想像力の泉」をコンセプトに、主にアート系の作品を中心に上映した[1]

畠中は、同館の経営着手前に映画『ざわざわ下北沢』の製作や、『ホーホケキョ となりの山田くん』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』といったスタジオジブリ作品のキャスティングプロデュースを務め[2]、同館でも三鷹の森ジブリ美術館が配給した世界のアニメーションを公開した[1]

2010年(平成22年)10月、経営譲渡先を募る告知を公式ウェブサイトで出した[3]後、同年11月30日、開業満5周年を目前に閉館した[1]。同様の時期に、シネマライズが最盛期の3スクリーンから1スクリーンに絞ることを発表(ライズX、シネマライズ2閉館、2010年7月)[4]、シアターTSUTAYA(2010年9月30日)[5]シネセゾン渋谷(2011年2月27日)[6]がそれぞれ閉館、渋谷の映画興行地図も変わりつつある。

閉館からわずか1年後の2011年10月29日、同館跡地にRUIDO経営のライブハウス「SHIBUYA REX」がオープンした。

関連事項

  1. ^ a b c d e シネマ・アンジェリカ、渋谷文化プロジェクト、2011年1月8日閲覧。
  2. ^ 畠中基博日本映画データベース、2011年1月8日閲覧。
  3. ^ シネマアンジェリカが映画館経営者を募集中、WebDICE, アップリンク、2011年1月8日閲覧。
  4. ^ シネマライズ 7月から原点へ戻り1館のみの運営へ、WebDICE, アップリンク、2011年1月8日閲覧。
  5. ^ 円山町Q-AXビル「渋谷シアターTSUTAYA」閉館へ-跡に「映画美学校」シブヤ経済新聞、2011年1月8日閲覧。
  6. ^ シネセゾン渋谷閉館のお知らせ東京テアトル、2011年1月8日閲覧。

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