2010年 - 2011年 事務局:山梨県立大学
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「やまなし映画祭」の記事における「2010年 - 2011年 事務局:山梨県立大学」の解説
2009年12月に事務局である甲府商工会議所が「活性化イベントとしての費用対効果が得られない」との理由により事業の撤退を表明した。理由として事業費の一部が市の補助金で賄われているのに対し、観客動員の低調や甲府中央商店街との協力体制がとれていないことが挙げられた。しかし、やまなし映画祭実行委員会の実行委員らが新実行委員会発足に向けて行動を開始、これに呼応して甲府市も文化イベントの継続を認め、補助金を確保する形で継続となった。通常、行政が運営に失敗した事業を民間が拾う形はよくあることだが、今回は民間の甲府商工会議所が撤退した事業を甲府市が復活させるという逆の形であった。 2010年12月16日、新たに「やまなし映画祭実行委員会」が発足した。委員長は、伊藤洋山梨県立大学学長、事務局は同大学の地域研究交流センターに置かれた。大学が映画祭の事務局を引き受けることは、日本では初めてである。2011年3月14日、11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響による交通網のマヒや東京電力が実施した計画停電により、安定した上映が確保できないとして中止を決定した。なお、仕切り直しとなった2011年度は2011年10月23日、11月19日、11月20日に甲府市の岡島ローヤル会館で開催された。
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