2010年:モニュメントレース連勝&世界選ITT史上最多優勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 09:28 UTC 版)
「ファビアン・カンチェラーラ」の記事における「2010年:モニュメントレース連勝&世界選ITT史上最多優勝」の解説
2010年3月、E3プライス・フラーンデレンでトム・ボーネンを最後の1kmで置き去りにして優勝。4月に入った翌週に行われたモニュメントレースであるロンド・ファン・フラーンデレンでも、最後の40キロ地点直前でトム・ボーネンとともに抜けだし一騎討ち状態となったが、カペルミュールの上りで瞬時にボーネンに20秒近い差を付けて独走。スイス国旗を掲げながらのゴールで初優勝を飾った。翌週行われたパリ〜ルーベでも絶好調状態を維持、残り50kmでボーネンが追走集団の後方に下がった隙を突いて一気に単独アタックを仕掛け、直後のモンス=アン=ペヴェル で先頭集団に追い付くとそのまま抜き去り、ただ一人食らいついたビェルン・ルクマンスもわずか数kmで振り切り、そこから46.3kmという長距離独走を敢行、一時は2位に3分以上の差を付け、ゴール直前は完全にペースを落としてクルージング状態になりながらも最終的に2位になったトル・フースホフトに2分差を付けるという圧勝でモニュメントレース4勝目を飾った。あまりの強さに電動アシスト疑惑騒動まで発生した(後述)。 ツール・ド・フランスではいずれも個人タイムトライアルの区間となる、プロローグと第19ステージを制覇。全6ステージ(プロローグ~第1、第3~第6)で総合首位を経験。 9月30日に行われた、世界選手権・ITTにおいて、2位のデヴィッド・ミラーに1分02秒の差をつける圧勝。同大会同種目史上最多の4回目の優勝を果たした。
※この「2010年:モニュメントレース連勝&世界選ITT史上最多優勝」の解説は、「ファビアン・カンチェラーラ」の解説の一部です。
「2010年:モニュメントレース連勝&世界選ITT史上最多優勝」を含む「ファビアン・カンチェラーラ」の記事については、「ファビアン・カンチェラーラ」の概要を参照ください。
- 2010年:モニュメントレース連勝&世界選ITT史上最多優勝のページへのリンク