2杯目「肥後もっこす」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/20 07:37 UTC 版)
「ご馳走さま!」の記事における「2杯目「肥後もっこす」」の解説
中谷地は流行っていない熊本ラーメン店「肥後もっこす」でアルバイトをしていた。買い出しに出た中谷地は、上京してきた店長の妹・真夕子に声をかけられ、店に案内する。店で熊本ラーメンである「もっこすラーメン」を頼んだ真夕子は、麺こそ中太ストレート麺であるがマー油もにんにくチップも使われておらずネギも一文字(ひともじ)ではない、これは父が作ってきた「もっこすラーメン」ではない、と泣き出してしまう。店長・洋計は、材料費や、周辺の不味いラーメン店が流行っていることなどを挙げる。熊本の父が倒れたことも、熊本の店の弟子たちでは父と同じ味が作れないと聞いても、洋計はいまさらどの面を下げて熊本に帰れるものかと、真夕子を追い返そうとする。 真夕子は中谷地と協力し、中谷地も食べたことが無い「真のもっこすラーメン」を作ろうとする。 苦心の末、中谷地はもっこすラーメンのスープの再現に成功する。キモは調理場の台座だと思われていた大釜を使用した高火力による豚骨の煮出しであった。洋計は、その大釜が、東京店を出す際に熊本の店で長らく使われた物を父から贈られたことを思い出した。洋計は東京店を畳んで熊本に帰ることを決意する。
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