1980年代以前の用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:53 UTC 版)
1980年代以前の中国政府による用例では、1. 中華民国(国民政府)が実効支配を続ける台澎金馬(台湾)、及び2. 民間の定住者がいない南海諸島以外で中国政府が領有権を主張する領域を「中国大陸」としていた。 具体的用例としては、1958年9月に全国人民代表大会常務委員会が承認した『中華人民共和国政府の領海に関する声明』の第一条において、領海を12海里とする「規定が及ぶ範囲」を「中華人民共和国の一切の領土」とし、具体的範囲として「中国大陸及びその沿岸島嶼」、「台湾及びその周囲各島、澎湖列島、東沙群島、西沙群島、中沙群島、南沙群島」と記載している。また、1987年10月に中華人民共和国国務院が公表した『探親旅行で祖国大陸に来た台湾同胞の受け入れに関する中華人民共和国国務院弁公庁の通知』において、中華人民共和国が実効支配している地域を「祖国大陸」または「大陸」、中華民国が実効支配している地域を「台湾」と記載している。
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