1959年の香港紋章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 10:11 UTC 版)
1959年の紋章 (Coat of Arms) はイングランド紋章院がデザインしたもので、同年7月27日香港政庁が正式に旗と紋章のデザインとして採用した。 紋章下部の波打つ海水に囲まれた緑の小島は、イギリスが最初に占領した香港島を象徴する。下部の布には赤い字で「HONG KONG」と書かれている。盾の上部は赤地になっており、イギリス海軍とイギリス商船隊の香港に対する影響を示すネイヴァルクラウンが描かれる。下部は白地で海に浮かぶジャンク2隻を描き、香港が早くから海上貿易を重んじていたことを反映する。 盾を左右から支える盾持ち(サポーター)は、イギリスを表す王冠を戴くライオンと、中国を表す中国式の竜で、両者の融和を意味する。盾の上には、左側のライオンに向かい、香港の美称「東方之珠 (Pearl of the Orient)」に由来する真珠を持ち王冠を戴く小さなライオンが描かれている。小さなライオン(総督)が竜(中国)から取り上げた珠(香港)を大きなライオン(イギリス本国)に差し出している図式であるとも揶揄された。
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