17歳 (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 06:19 UTC 版)
17歳 | |
---|---|
Jeune et Jolie | |
監督 | フランソワ・オゾン |
脚本 | フランソワ・オゾン |
製作 |
エリック・アルトメイヤー ニコラス・アルトメイヤー |
出演者 | マリーヌ・ヴァクト |
音楽 | フィリップ・ロンビ |
撮影 | Pascal Marti |
編集 | ロール・ガルデット |
配給 |
![]() ![]() |
公開 |
![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 94分 |
製作国 |
![]() |
言語 | フランス語 |
『17歳』(Jeune et Jolie)は、フランソワ・オゾン監督・脚本による2013年のフランスのドラマ映画である。売春に手を染める17歳の少女が描かれ、マリーヌ・ヴァクトが彼女を演じる。
第66回カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門で上映された[1][2]。また第38回トロント国際映画祭でも上映された[3]。
ストーリー
夏。幼さが残っているイザベルは医師の母シルヴィと再婚相手のパトリック、弟のヴィクトル、親戚のピーターの家族とリゾート地に来ている。自分で満足しているところを弟に見られる。ある晩、こっそり外出してドイツ人青年フェリックスと海辺で抱き合い、初体験を済ます。翌日、フェリックスに素っ気なく応対し、17歳の誕生パーティーにも招かないままバカンスが終わり、リゾート地を去る。
秋。リセ・アンリ4世高校の高校生イザベルはソルボンヌ大学文学部2年生で20歳の「レア」と偽り、SNSで知り合った不特定多数の男たちと売春を重ね、稼いだお金を自室のクローゼットに隠す。放課後に駅のトイレで身支度を整え、待ち合わせ場所へ向かう。500なら生でフェラしろといったり、金をごまかす男もいる。その中で若い娘もいる初老で紳士的なジョルジュと定期的に会う。ある日、バイアグラを使用していたジョルジュがイザベルの下で心臓発作を起こす。応急処置をしたが死に、イザベルは動転して立ち去る。
冬。シルヴィの病院に警察が訪れ、イザベルが買春をしていたことと、ジョルジュの死の瞬間に一緒にいた事を告げる。イザベルについて「裏の顔は娼婦です、ですが未成年は『証人』で済みます、法的には被害者なので。でも捜査は行います」といわれる。娘の部屋から大量の札束が発見されたことで事態を理解。「死にたいほど悲しい」と殴りながら問い詰める母にイザベルは何も答えない。精神科にも毎週通い、60ユーロでピーター夫妻のベビーシッターをする。母親がどうしてこうなったのか分からないと嘆くと、「ピーターとは寝ているのか」と問いつめる。初体験がうまくいかなかった級友に「最初はみんなそうよ」というと「処女のくせに」といわれる。パーティに誘われ、級友アレックスにキスをねだられる。
春。下手なアレックスを指導するが別れる。再び禁止されていた携帯にSIMカードを入れると、メールが届く。待ち合わせるとジョルジュの妻アリスで、夫の最後の女を見たかったという。「私も夫と17歳で出会った、私も勇気があったら男に金を払わせてセックスしたかったけど、今はこちらが払わないと」といわれ、ジョルジュと寝た部屋に一緒に行く。
キャスト
- イザベル - マリーヌ・ヴァクト
- アリス - シャーロット・ランプリング
- パトリック - フレデリック・ピエロ
- シルヴィ - ジェラルディーヌ・ペラス
- ヴェロニク - ナタリー・リシャール
- ジョルジュ - ヨハン・レイセン
参考文献
- ^ “2013 Official Selection”. Cannes Film Festival (2013年4月18日). 2013年4月18日閲覧。
- ^ “Screenings Guide” (PDF). Cannes Film Festival. 2013年5月11日閲覧。
- ^ “Toronto film festival 2013: the full line-up”. The Guardian. 2013年7月24日閲覧。
外部リンク
「17歳 (映画)」の例文・使い方・用例・文例
- 来月17歳になります。
- 彼は17歳で長崎市内の郵便局に勤務しました。
- 17歳の少年.
- 今度の誕生日で17歳になります.
- 17歳までには、私は完全な無神論者だった
- この映画の主人公,ハルは,ごく普通の17歳の女の子。
- 加藤条(じょう)治(じ)選手と石野枝里子選手は17歳の高校生である。
- 以前の記録は17歳7か月1日で,1997年4月に 稲(いな)本(もと)潤(じゅん)一(いち)選手(当時ガンバ大阪)によって樹立された。
- 17歳の時,交通事故で脊(せき)髄(ずい)を損傷したため,車いすを使用している。
- 17歳の時,アマチュアボクシングの試合で戦い始めるようになりました。
- 女子シングルスでのこれまでの最年少優勝者は,佐藤利(り)香(か)選手の17歳1か月だった。
- もしあなたが花粉症で,17歳より上で,かつ北海道の外に住んでいれば,そのツアーに参加できる。
- 17歳の安藤美(み)姫(き)選手は6位だった。
- 当時,彼女は17歳だった。
- 男子15~17歳の部は8月15日から17日まで行われた。
- 女子15~17歳の部では,優勝は沖縄の宮(みや)里(ざと)美(み)香(か)選手だった。
- 女子の種目では,17歳の浅田真(ま)央(お)選手が2連覇を果たした。
- 11月2日,17歳の石川遼(りょう)選手がマイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメントで優勝した。
- 17歳で欧州ジュニアチャンピオンになり,オリンピックの金メダルをめざしていました。
- 杉山選手は1992年に17歳でプロになった。
- 17歳_(映画)のページへのリンク