17時00分頃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:36 UTC 版)
函館では土砂降りの後に、風が収まり晴れ間ものぞき台風の目が通過したことを思わせた。当時の函館海洋気象台の観測では気圧は983.3ミリバールで、中央気象台の発表した台風の中心気圧より高かったが、風速は15時に19.4メートルに達したのち衰え、17時には17.3メートル、18時にはさらに13.7メートルに弱まっている。台風の速度から見て天候の回復は早いものになるとみて、海峡の気象状況を検討した結果、自身の気象判断に絶対の自信を持っていた近藤平市船長は出航を決断。17時40分頃、出航時刻を18時30分とすることを発表した。しかし、これは台風の目ではなく実際には閉塞前線であったと考えられている。ちなみに当時は気象衛星での観測写真は存在しなかったことにも留意する必要がある。
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