15CV-SIXの登場とは? わかりやすく解説

15CV-SIXの登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:26 UTC 版)

シトロエン・トラクシオン・アバン」の記事における「15CV-SIXの登場」の解説

シトロエン経営引き継いだミシュランV8・22CVに代わって新たに開発企画したのは、3L以下の6気筒モデルであった1938年パリサロン現れた「15CV-SIX(シス)」は2,867cc、77HPエンジン載せたグランドツアラーであった。11CVのボディー前方延長して長い6気筒エンジン載せたもので、22CVよりは手っ取り早い大型モデル開発であったエンジン同様に1,911ccの4気筒2気筒追加し直列6気筒とした堅実なのである最高速度130km/h、優れたロードホールディングを持つ車でシトロエンでは「オートルート女王」と宣伝した。 もっともホイールベースは3,090mm、全長4,760mmの車の前方に重いフロントアクスルの過大な重量のために、ステアリングは非常に重く大きな回転半径など問題点の多いものとなった。そのためジョイントドライブシャフト強化をしたが、耐久性当初低かったエンジンマウント3点式ゴムマウント支持改善したが、高速巡航時のエンジン音は「ワーグナーワルキューレの騎行」と評された。 ボディーはベルリーヌとファミリアールであったが、5台のカブリオレ1939年特注されたが、最初の2台はシトロエン経営者であるミシュラン家向けであった1946年から1955年まで15CVはフランス国家の公用車であり、大統領用の公用車にも用いられた。当時戦前のようなフランス大型高級車がほとんど生産されなくなっており、量産されている大排気量の上限がシトロエン・15CVであったためである。

※この「15CV-SIXの登場」の解説は、「シトロエン・トラクシオン・アバン」の解説の一部です。
「15CV-SIXの登場」を含む「シトロエン・トラクシオン・アバン」の記事については、「シトロエン・トラクシオン・アバン」の概要を参照ください。

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