113系やMT54の歯車比1:5.60車との比較(1975年頃)
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同一駅間における運転時分は、起動加速度を高くとり低い速度で惰行に移る方が省エネになる。このように103系は駅間距離が長くても到着時分は113系などと遜色なく、消費電力量も少ない。車両の最高速度が高いからといって、必ずしも目的地への到達時間が短くなるわけではない。 下表は113系と101系の主電動機をMT54にした架空形式、そして103系の3種類の形式を2M2T・300 %乗車、回復余力10%という条件で1 km - 5 kmの駅間距離の運転時分と消費電力量を計算したものだが、113系は限流値が低く起動加速度が低いため、省エネ率なども低くなっている。 103系と113系・101系のMT54換装車(架空形式)の消費電力量と運転時分の比較1 km2 km3 km4 km5 km備考113系 12.5 kWh 106秒 19.0 kWh 154秒 24.4 kWh 199秒 29.2 kWh 244秒 33.3 kWh 289秒 101'系 11.1 kWh 101秒 18.0 kWh 151秒 23.2 kWh 197秒 27.0 kWh 240秒 31.7 kwh 284秒 101系の主電動機をMT54に換装した架空形式 103系 10.2 kWh 96秒 16.5 kWh 148秒 21.4 kWh 196秒 26.2 kWh 242秒 31.9 kWh 285秒
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