1.5リッターターボ時代のV6エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 07:30 UTC 版)
「V型6気筒」の記事における「1.5リッターターボ時代のV6エンジン」の解説
自然吸気エンジンの排気量が3L、過給機付きエンジンが1.5Lのレギュレーション下で初めてターボチャージャーで過給したエンジンをF1グランプリに登場させた車種は、1977年にF1初参戦を果たしたルノーが投入したルノー・RS01に搭載されたルノー・ゴルディーニEF1で、バンク角が90°のV6エンジンであった。登場当初はエンジンブロー等のトラブルに泣かされ「イエロー・ティーポット」と揶揄されたものの、1979年に初めて優勝しF1でのターボ過給の有効性を示した。 以後、フェラーリなどの著名なエンジンメーカーがターボエンジンを開発し、V6以外にも直4(BMW・ハート等)やV8(アルファロメオ)のターボエンジンが現れたが、前者は燃費面・後者は複雑すぎることが災いしV6エンジン以外は淘汰され、1989年にターボエンジンが禁止されるまで燃料搭載量規制・過給圧規制とターボに対して規制が強化された中、生き残ったのはV型6気筒エンジンであった。
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