1次元セル・オートマトン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 07:32 UTC 版)
「セル・オートマトン」の記事における「1次元セル・オートマトン」の解説
最も単純だが自明ではないCAは、1次元で各セルは2つの状態をとることができ、近傍は両側に接している隣のセルという場合である。あるセルとその両側の3つのセルで近傍を構成するので、1つの近傍がとりうるパターンは 23=8 種類となる。規則はそれらパターンについて、そのセルが次世代に1と0のどちら状態となるかを決定する。したがって規則群の組合せは 28=256 通り存在する。それら256種類のCAは一般にウルフラムが考案した0から255までのルール番号で参照され、これをウルフラム・コード(英語版)と呼ぶ。これら256種類のCAはいくつかの論文で研究・比較されている。ルール30とルール110(英語版)のCAは特に興味深い。下図は、1カ所だけ1にした初期状態からのそれらCAの変化の様子を示している。図の各行がCAの1世代の履歴であり、一番上の行が t =0 である。各ピクセルは、0を白、1を黒で描画している。
※この「1次元セル・オートマトン」の解説は、「セル・オートマトン」の解説の一部です。
「1次元セル・オートマトン」を含む「セル・オートマトン」の記事については、「セル・オートマトン」の概要を参照ください。
- 1次元セル・オートマトンのページへのリンク