1巡目の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 15:52 UTC 版)
人和を採用しているルールでは、多くの場合「チー・ポン・カンのない初巡の、自分の第1ツモ以前のロン和了」を人和としている。しかし、地域や時代によってこれとは異なる定義になっている場合もあり、以下のようなバリエーションが存在する。 チー・ポン・カンのない初巡の、自分の第1ツモ以前のロン和了を人和とする(一般的な定義) 親の第1打をロン和了した場合のみを人和とする。 親の第1打をロン和了した場合を地和とし、人和を採用しない。(これは地和の古い定義であり、地和も参照されたい) 第1ツモでツモ和了した場合もしくは相手の第1打をロンした場合を人和とする。この定義の場合、自分の第1ツモを経た後であっても、相手の第1打でロン和了すれば人和となる。(これを「純粋な第1巡目における和了」とのみ定義するルールブックもある。現在人和を採用している場合であっても、この定義になっていることは極めて稀である) そもそも極めて発生しづらい役である上、昭和初期から戦後すぐまでの時期にかけて、いくつもの団体・グループがバラバラに人和の定義を制定した経緯があり、ルールの整備・統一が長らくなされなかった。各地の雀荘・団体・グループなどで人和の定義が様々に異なっていたのはそのためであり、現在もなお人和の採不採・値段はまちまちである。トラブルを避けるためにも、人和を採用しているか否か、採用している場合はどのような定義になっているか、値段の取り決め等については事前の確認が必要である。
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