黒い盾の冒険とは? わかりやすく解説

黒い盾の冒険

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 01:36 UTC 版)

ブルーノ (アーサー王物語)」の記事における「黒い盾の冒険」の解説

騎士任命された日、マラディザンド(Maladisant, フランス語で「罵る者」の意味)という乙女アーサー王宮廷に「黒い冒険」に挑戦する騎士求めてやって来た。これにたいし、ラ・コート・マル・タイユ名乗り出たのだが、乙女は「だぶだぶの、不恰好コート着た男」などという名前を名乗った若者対し不満を覚え口汚く罵倒する。 それでもラ・コート・マル・タイユ乙女冒険の旅に出るのだが、途中何人かの騎士決闘挑まれる道化のダゴネット卿のみには勝ったものの、ラ・コート・マル・タイユは他の騎士には負け続けるので、「あなたは道化役以外には勝てないのか」と罵倒され続ける。 しかし、負け続けたラ・コート・マル・タイユ決して弱いわけではないラ・コート・マル・タイユ馬術こそ未熟であり、よく落馬させられたが、徒歩での戦いにおいてはかなりの武勇発揮し、たびたび相手騎士打ち負かした。これについて、途中から旅に同行したモードレッド卿が「馬術一朝一夕には身につかないもので、ランスロット卿すら最初はよく落馬していたが若い頃から徒歩戦いになると強かった徒歩戦いとなれば、若い騎士熟練騎士打ち負かすことは珍しいことでなく、それゆえ熟練騎士徒歩戦い拒否するからラ・コート・マル・タイユ今まで活躍できなかったに過ぎない」とマラディサンドに説明している。しかし、これで乙女ラ・コート・マル・タイユ尊敬の念覚えるかといえばそうでもなく、相変わらず罵倒し続けたのである。 それから、モードレッド卿と入れ違いランスロット卿が「黒い冒険」に途中参加ペンドラゴン城での戦いでラ・コート・マル・タイユは六対一の戦い敗れて囚人になるものの、最終的にランスロット卿の活躍ラ・コート・マル・タイユとマラディサンドは釈放された。 こうして、冒険終えたラ・コート・マル・タイユらはアーサー王宮廷へ帰還ラ・コート・マル・タイユ円卓の騎士叙任されるとともにランスロット卿によりペンドラゴン城の主に任命される。さらに、マラディサンドと結婚も果たす。もともと、マサディサンドがラ・コート・マル・タイユ罵倒していたのは、歳若い彼に冒険諦めさせ、命を守るためであったことが明かされたからである。これを聞いたランスロット卿により、乙女はマラディサンドを改め、ビアンペサント(Bienpensant, フランス語で「よく考える」の意味)とあだ名改名した

※この「黒い盾の冒険」の解説は、「ブルーノ (アーサー王物語)」の解説の一部です。
「黒い盾の冒険」を含む「ブルーノ (アーサー王物語)」の記事については、「ブルーノ (アーサー王物語)」の概要を参照ください。

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