鷺沼車庫・鷺沼検車区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 09:15 UTC 版)
当駅の宮前平駅方(東側)に田園都市線の両側に車庫が広がる。車庫は勾配の途中に立地するため、当駅に近い側が地上、宮前平駅方は高架となっている。当駅から田園都市線は宮前平駅まで両側を車庫の高架に挟まれた急な勾配を下っていく。 上り線側の車庫は東急所有の長津田検車区鷺沼車庫。主に大井町線用車両の留置に使用している。 下り線側の車庫は東京メトロ所有の鷺沼検車区。 車庫を併設するため、朝間は上下ともに始発列車が数本設定されており、早朝の上りには、渋谷方面だけでなく大井町線への直通始発列車も存在する。東京メトロの車両には、平日朝ラッシュ時後には入庫のために渋谷方面からの当駅終着の列車が設定されている。 夕方から深夜にかけては、大井町線からの下り当駅止まりの列車が設定されている。田園都市線渋谷方面の始発列車は主に3番線を使用し、終着列車は1番線を使用する。大井町線直通の始発列車は主に4番線から発車し、終着列車は2番線に到着する。朝は当駅始発の各駅停車が数本設定されている。 かつては、当駅始発の急行(「鷺沼急行」とも呼ばれた)が朝の最混雑時に3本設定されていたが、当駅までの区間で混雑がすでに激しく輸送力の増強が望まれたため、長津田始発に変更された。 以前は東京メトロ鷺沼検車区から3番線へ直接出庫することが不可能であり、上り始発列車が駅に入線する際にはスイッチバックが必要であった。ダイヤ上の制約になっていたため、3番線に直接出庫するための分岐器が後になって設けられた。大井町線からの当駅終着電車は下り2番線に到着し、車庫へは上り本線を跨ぐようにして入庫する。 東京メトロの車庫を有するため、車両交換を行うことがある。 下り列車の場合は出庫電車を1番線、入庫電車は2番線に停車させる。 上り列車の場合は出庫電車を4番線、入庫電車は3番線に停車させる。 車庫から直接4番線に出庫させることはできないため、車庫から一度1番線に入線し、宮前平側本線を経由してスイッチバックを行い、4番線に入線する。 正面口入口付近(2011年11月) 北口(2011年5月) ホーム(2019年6月) 駅に隣接する東京メトロ鷺沼検車区(2008年4月) 駅全景(2008年4月)
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