魚藻文沈金手箱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/21 20:13 UTC 版)
江戸時代の後期、本堂城跡から出土した手箱で、室町時代末期に京都で製作されたものと推定されている。黒漆を一面に塗り、それに線刻で松・鶴・亀・岩・魚介・海草・仙桃・仙人などを描き、沈金の手法によりそれらが浮き出るようにしている。容量は1合。縦34.1 cm, 横23.1 cm, 高23.5 cm. 秋田県立博物館所蔵。県指定有形文化財。この手箱を修めた箱の蓋裏に .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}本堂伊勢守奥方御手箱 仙北郡本堂城落城慶長六丑年 右之嫡子本堂右近同七年牢人常州松岡城戸沢右京殿ニ奉公 の墨書がある本堂氏ゆかりの美品。『月の出羽路仙北郡』には菅江真澄のスケッチがある。
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