高齢者向け・生活習慣病対策目的でのプロテイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 16:34 UTC 版)
「プロテイン」の記事における「高齢者向け・生活習慣病対策目的でのプロテイン」の解説
高齢者や食事療法対象者へ積極的にプロテイン摂取を進める動きがある。 高齢者は若者・中年に比べて必要なカロリー数が減少するため、それに伴い食べる絶対量が減る傾向がある。しかし、たんぱく質の必要量はカロリー数ほど減少しない。 厚生労働省発表の第6次改定日本人の栄養所要量によれば、30代から40代の男性と比べて70代の男性は必要摂取カロリーは2550kcal ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} 2050kcalと2割減少するが、必要タンパク質は70g→65gと1割も減少しない。 なお、ビタミンやミネラルは必要摂取量は年代による違いはほぼない。そのため、純粋に食べる量を減らすことで摂取カロリーを減らすと、高齢者はたんぱく質摂取量が不足しがちになる。 たんぱく質の不足は筋力の低下(筋肉減少症:サルコペニアともいう。)を招き、高齢者の一度落ちた筋力の回復は困難であることや床ずれの原因ともなることから、問題は深刻となる。その対策としてプロテインの摂取を呼びかける動きがある。
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