高雄臨時要塞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 03:13 UTC 版)
高雄港防備のために、戦時には臨時要塞 設置の計画があった。 対米戦争時に、台湾・沖縄・奄美大島は、比島攻撃部隊の艦隊戦団の遠征部隊の前線根拠地・泊地と考えられており、高雄はその内の重要な一つであり、防備の最前線でもあった。 陸軍兵器本廠の作成した「昭和11年度要塞所要 (増加配属)兵器整備計画二関スル報告」によれば、 父島・奄美大島が要塞所要兵器 厚岸・宗谷・室蘭・中城湾・船浮・高雄が臨時要塞所要兵器 東京湾・由良・豊予・下関・佐世保・対馬・長崎・壱岐・舞鶴・津軽・永興湾・鎮海湾・旅順・基隆・影湖島が要塞増加配属兵器 とランクを分け、配備計画したい大砲等の種類や砲弾の量・各地までの所要日数を報告している。 具体的な砲台の設置場所などの基本的性格は既成であったことが伺える。
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