高松街道(琴平街道)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 09:48 UTC 版)
別名は琴平街道、高松金毘羅街道など。高松城から讃岐国の各地を結んでいた高松藩の讃岐五街道 の一つでもある。起点は高松城(玉藻城)外堀にかけられていた常盤橋(現在の高松三越の付近)。栗林からは香川県内陸部の円座、畑田十三塚、滝宮、岡田、榎井などを経由し琴平に至る。高松藩松平家が金刀比羅宮を厚く保護したため、街道も早くから整備され、伝馬所は栗熊に、高松側起点の一里塚は紙町、円座、福家、陶、小野、岡田、四条に置かれ、街道沿の町は宿場として賑わった。現在の高松街道は香川県道266号勅使室新線・香川県道282号高松琴平線(旧国道32号)とそのバイパスとして整備された国道32号であり、旧街道と重なる部分もある。円座から琴平までは高松琴平電気鉄道琴平線がほぼ並行して走っている。 中讃地方を流れる一級河川の土器川は、高松街道が渡河をする中流のあたりでは別名の祓川と呼ばれている。これは金刀比羅宮へ向かう参拝者がこの川で身を祓い清めたためと言われている。 成合橋のたもとにある道しるべ(高松市成合町) 安政五年建立の灯籠(高松市国分寺町) 旧街道沿の灯籠(高松市国分寺町) 右ことひら左やまだと記されている道しるべ(綾川町陶) 灯籠(綾川町滝宮公園)
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