騒音の問題と対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 05:43 UTC 版)
「日本の音響装置付信号機」の記事における「騒音の問題と対策」の解説
青信号時は常に音が鳴る方式とボタン押下時だけ音が鳴る方式の2種類がある。常時音響式は近隣住民らの苦情が多く、東京都などは都心のごく一部を除いてほとんどを押しボタン式とし、常時音響式も夜間から翌朝にかけて時限で音を止めている場合が多い。8県は音響付き信号機全てに稼働時間帯の制限を設け、9県は音が終日出ないようにしている信号機が合計37基ある。押しボタン式も夜間は小音化、あるいはボタンが機能しなくなるタイプが多いが、鳴動時間外において信号の状況が分からず交通死亡事故が発生した事例もある。 視覚障がい者の横断時に利用者だけが信号の状況を知る事が出来る方法が望まれ、これまでにも歩行者横断支援装置(PICS付信号機)による視覚障がい者の端末操作や白杖の感知で動作する装置があったが、後にそれを高度に進化させた、スマートフォンにあらかじめインストールした専用アプリ「信GO!」と内蔵するBluetoothを使ってスマートフォンから信号の色などを伝える高度化PICS付信号機が作られ、警察庁は2021年度に約2,000基の信号機に設置する方針を決めた。鳴動時間外の視覚障がい者側の安全性が高まることが期待される。
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