騎士の責務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 18:24 UTC 版)
騎士たる者の責務、それは聖なる普遍の教会の信仰を護り支えることである。それは自らの主君に仕え、これを護ることである。それは封土を護り、自らへの畏れを生じさせ、庶民が働き土地を耕すよう保護することである。それは婦女子を、寡婦を、孤児を、病める者を、衰弱せし者を護ることである。それは自らの城と馬を保ち、道を防衛し、土地を耕す者たちを護ることである。それは盗人を、賊を、悪人を探し出し罰することである。 そして正義こそが、全ての騎士がその身を捧げるべき理念である。騎士道を敬うことは智慧を愛することであり、危険や死を顧みず内なる勇気を武勇として発露することは、騎士道の教えに従うことである。 同僚が盗みを働くことを許し、それを助ける騎士は、その責務に背くものと知れ。盗人である騎士たち、彼等が真に盗んでいるのは金銭でも財宝でもなく、騎士道の気高き名誉である。
※この「騎士の責務」の解説は、「騎士道」の解説の一部です。
「騎士の責務」を含む「騎士道」の記事については、「騎士道」の概要を参照ください。
- 騎士の責務のページへのリンク