馬との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 06:18 UTC 版)
明治天皇の信頼厚い侍従である藤波は明治憲法制定など重要な場面にしばしば登場している。明治政府にとっては軍事・農業・荷役などで重要な馬の改良や増産は国家的課題だったが藤波は馬政にも大きくかかわっている。藤波は宮内省主馬頭として御料牧場の発展に貢献し、馬匹改良30年計画などにも参画している。また、明治17年からの上野不忍池競馬は国家的行事として行われていたが、藤波はそれの運営組織共同競馬会社の幹事も務め、生涯成績39戦28勝を修めた当時の有力馬「墨染」の馬主でもある。競馬の開催で駿馬の生産を促し駿馬を増やすことで馬匹の改良につなげる方針で日露戦争後の馬券黙許の実現にも関わっている。
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