首都となった都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:43 UTC 版)
ブルターニュにはいくつかの歴史的な首都がある。独立した公国であった時、議会と比較されるエタ・ド・ブルターニュ(fr)は様々なまちで開催された。ディナン、プロエルメル、ルドン、レンヌ、ヴィトレ、ゲランド、ほとんど全て開催されたナント、そしてヴァンヌである。裁判所と政府も非常に機動力があり、公位についたどの家系も自らの城と荘園を好んだ。ブルターニュ公はほとんどをナント、ヴァンヌ、ルドン、レンヌ、フージェール、ドル=ド=ブルターニュ、ディナン、そしてゲランドで暮らした。興味深いことに、ヴァンヌを除く残りの町全てが、ブルトン語地域でないオート=ブルターニュに属する。 すべてのこれらの町の中で、ナントとレンヌ、ヴァンヌだけが規模が大きく、実際に首都として好ましかった。ブルターニュ公はレンヌで即位し、レンヌに大きな城を持っていた。しかしレンヌの城は15世紀に破壊されてしまっている。一方でヴァンヌには、フランス併合まで会計局と三部会が置かれていた。三部会はその後レンヌに、会計局はナントに移された。ナントは『ブルターニュ公の都市』の別称を持ち、最後のブルターニュ公たちが恒久的な住まいとしていた。中心部には今もブルターニュ公爵城が残る。現在、レンヌは地域圏ただ一つの首府である。また、ブルターニュとペイ・ド・ラ・ロワール地域圏を総括する教会管区もレンヌに置かれている。
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