食漫とは? わかりやすく解説

食漫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 08:50 UTC 版)

食漫
ジャンル 料理・グルメ漫画
刊行頻度 月刊(毎月10日)
発売国 日本
定価 380円(税込)
出版社 日本文芸社
編集部名 漫画ゴラク「食漫」編集部
発行人 友田満
編集長 川口圭司(初代)
西島和彦(二代目)
刊行期間 2009年5月11日 - 2010年12月10日
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食漫』(しょくまん)は、かつて日本文芸社が発行していた日本月刊漫画雑誌。毎月10日頃に発売され、通巻20号が発行された。単行本レーベルはニチブンコミックス。

本項では、大阪書籍より発行された同名の漫画本についても記す(#食漫(大阪書籍))。

概要

2009年5月11日に『別冊漫画ゴラク』6月号増刊として創刊。

B級グルメ”をテーマにした漫画誌[1]。オール新作書き下ろしで、連載作家にはビッグ錠加藤唯史土山しげるラズウェル細木グルメ漫画の名手が名を連ねた。特集記事ではB級グルメやB-1グランプリを取り上げ、グラビアページで紹介。読み物企画では、なぎら健壱久住昌之ジャイアント白田、小久保領子らのエッセイが連載された。キャッチフレーズは「B級グルメ探求漫画誌」(1〜5号)、「激ウマ満腹グルメ漫画誌」(6〜20号)。

看板作品は『週刊漫画ゴラク』に連載されていた「食キング」の続編「極食キング」(土山しげる)。表紙絵のメインを最も多く飾った。

最終号(2011年1月号)で、連載作品のほとんどが完結することになったが、「極食キング」と「食の軍師」(泉昌之)の2作はそれぞれ『別冊漫画ゴラク』『週刊漫画ゴラク』に移籍する形で連載継続された。

掲載作品

五十音順。数字は発行月(発売月の翌月)。

連載作品
  • 味師銀平 妖刀伝(作画:橋本孤蔵 / 原作:ビッグ錠):2010年5月 - 2011年1月
  • 駅弁特急(井上いちろう):2009年6月 - 2011年1月
  • 輝けシャイン食堂(いがらし惠):2010年8月 -
  • かすみの一杯(ラズウェル細木):2010年7月 - 2010年10月
  • 簡単!電子レンジ料理(仲居ゆかり):2009年6月 -
  • 北の寿司姫江戸前の旬』特別編(漫画:さとう輝 / 原作:九十九森):2009年6月 - 2011年1月 ※「札幌『鮨 結城 すすきの分店』奮闘記」
  • 喰道楽(ラズウェル細木):2009年6月 -
  • グルメ探偵りょうじ(加藤唯史):2009年6月 - 2010年11月
  • 激辛クッキング(渡瀬のぞみ):2009年11月 - 2010年7月
  • 極食キング(土山しげる):2009年6月 - 2011年1月→『別冊漫画ゴラク』に移籍(2011年3月号)
  • 食の軍師泉昌之):読切(2010.01)→隔月(2010.02)→毎月(2010.08)連載→『週刊漫画ゴラク』に移籍(2011.4/22号)
  • 絶品!名古屋メシ(榊こつぶ):2009年6月 - 2011年1月 ※単行本タイトル「美味しい名古屋を食べにこまい」
  • 作食ってみました 〜目指せ!激ウマ男料理!!〜(江口賢一):2009年6月・7月
  • つまみの酒肴(漫画:矢也晶久 / 原作:青木健生 / 料理監修:田上有香):2009年6月
  • 突撃取材!グルメ食べっぱなし(むかいてっぺい): 2010年4月 - 2011年1月
  • 丼なモンダイ!吉開寛二 / 原作:花形怜):2009年7月 - 2011年1月
  • 野良麺(富沢順):2009年6月 - 2011年1月 / 読切(『別冊漫画ゴラク』No.606)→連載化
  • パスタの王国(中祥人):2009年6月 - 2010年3月
  • ビッグ錠のうろうろグルメン(ビッグ錠):2009年6月 - 2011年1月
  • ふるさとグルメ日本征腹!!(後藤ユタカ):  - 2011年1月
  • 文士のお取り寄せ(作画:本庄敬 / 原作:五十子肇→壬生篤):2009年12月 - 2011年1月 ※単行本タイトル「文豪の食彩」
  • 「本当にあった○○の店」シリーズ(細井ちえ):  - 2011年1月
  • レシピエンジェル(細井ちえ):2009年6月 - 2010年10月
  • レトルト革命(ブロン園田):2009年6月 -
読切
  • 完璧!キッチリーマン(東里桐子。):2010年8月

コミックとり漫

『食漫』の関連書籍として、日本国鳥取県の食や思い出などをテーマとした『コミックとり漫』を2011年(平成23年)12月12日に発行し、同国内の書店及びコンビニエンスストアで販売された[2][3]。発行部数は1万部としている[2]。2012年(平成24年)に開催される「国際マンガサミット鳥取大会」並びに同県の地域活性化や観光振興に結びつける取り組み「まんが王国とっとり」の広報も兼ねる[2]。同県出身の漫画家等と『食漫』の執筆陣による読み切り漫画に加え、同県出身の谷口ジローの随筆も収録した[4]

収録漫画作品

食漫(大阪書籍)

『食漫 vol.00 -1冊すべて食べられる!?オール読みきり漫画本-』
食をテーマにしたアンソロジーコミック大阪書籍より2007年10月15日に発売。定価609円(税込)。表紙はタレントの彦摩呂の顔面アップ写真。ナンバリングされているが続刊は無い。
  • 発行人:大西一義 / プロデューサー:まつだけんじ / ISBN 4754850211

掲載作品

  • カレー日和(画:フカキショウコ / 話:白川晶)
  • キネマ厨房(画:きりがみやび / 話:青地紀一郎)
  • 土産犬(ひよこマイク)
  • la vie en ROSE(画:中村翔 / 原案:原田和子)
  • ミジガーキ(渇き)(画:秋月めぐる / 話:田中誠一)
  • 柏屋コッコの酔いどれ人生漫才!!(柏屋コッコ
  • ぷち・ぷらいす(画:渡瀬のぞみ / 話:北浜かぶと)
  • 河童の食卓(阿部洋一
  • 少年とりとりよせよせ団(久遠真人)
  • 何でも食べまっせぇ〜! 彦摩呂突撃インタビュー(前編/後編) - 非マンガ

関連項目

いずれも「」をテーマとする料理・グルメ漫画の掲載に特化した漫画雑誌およびアンソロジーコミック

脚注

  1. ^ どこを開いてもB級グルメ!別ゴ増刊「食漫」創刊 コミックナタリー 2009年5月12日
  2. ^ a b c マンガ雑誌「とり漫」を発刊!』(プレスリリース)鳥取県文化観光局観光政策課、2011年12月9日。 オリジナルの2013年7月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20130731052710/http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/0/E62690563387B5E44925795F00368195?OpenDocument2023年11月10日閲覧 
  3. ^ 1冊丸ごと鳥取県!コミック「とり漫」発刊”. 県政の動き. 鳥取県 (2011年12月12日). 2023年11月10日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h コミックとり漫”. 資料詳細. 鳥取県立図書館. 2023年11月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g sinnutarou2 (2015年12月24日). “V,A/コミックとり漫”. Sinn本館. サイバーエージェント. 2023年11月10日閲覧。

外部リンク


食漫(大阪書籍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 20:55 UTC 版)

「食漫」の記事における「食漫(大阪書籍)」の解説

『食漫 vol.00 -1冊すべて食べられる!?オール読みきり漫画本-』 食をテーマにしたアンソロジーコミック大阪書籍より2007年10月15日発売定価609円(税込)。表紙タレント彦摩呂顔面アップ写真ナンバリングされているが続刊は無い。 発行人大西一義 / プロデューサーまつだけんじ / ISBN 4754850211

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「食漫(大阪書籍)」を含む「食漫」の記事については、「食漫」の概要を参照ください。

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