音色への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 07:59 UTC 版)
ダイアトニック式蛇腹楽器では、リードなどが不規則で支離滅裂な配列だからこそ、かえって豊かで複雑な共鳴現象が生まれ、その楽器固有の魅力的な音色を鳴らせる可能性がある。この仮説を証明する、ある日本のリペアマンの実験がある。ライニッシュ型のダイアトニック式バンドネオンを解体し、ボタンとリードをクロマティック式バンドネオンの配列に並べかえてみたところ、部品をいっさい替えていないにもむかかわらず、アルゼンチン・タンゴのバンドネオン特有のあの音色が鳴らなくなってしまった、という。
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