青森大学偽装留学問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 17:00 UTC 版)
2011年1月に青森大学で2007年から2010年までの間、通学実績のない中国人留学生が大量に在籍していた偽装留学問題が発覚、末永洋一学長が設置した内部調査委員会により、延べ35人分奨学金1729万円の不正受給も判明した。この結果、152人の中国人留学生を大学は除籍した。同年3月に大学側が「理事長の主導は否定しがたい」という報告書を文部科学省に提出。学園は外部調査委員会を設置し、6月に「大学全体の責任」という報告を提出。末永学長他4学部長より理事長の責任が指摘されるなど混乱を極めた。 11月8日には末永学長などにより留学生の大量入学を主導したのは理事長であるという声明が出され、大学の黒字が青森山田高等学校のスポーツ強化費に回されていると指摘された。最終的に理事長・学長双方の責任を問う形で、処分が決定され、同年11月16日に自らへの減俸10分の5(24ヶ月)を課した。
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