霧と樽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 03:21 UTC 版)
休暇を利用してスコットランドへやって来た杉下右京は、50年物の長期熟成シングル・モルトの蔵開きが行われると聞き、スペイサイド地区の小さなウイスキー蒸溜所、グレンジール蒸溜所を訪ねる。 その地方には〈スコッチの神〉という巨人の伝説があり、その巨人が現れた年はウイスキーの出来栄えが良いが、蒸溜所に不幸が起こると言われており、30年前には当主の祖父が、そして10年前には当主の父親が亡くなっていた。 そして蔵開き当日、鍵を開け蔵に入ると、空の樽が一つ転がり落ちており、従業員たちが持ち上げると、中から虫の息の状態の職人頭、ゴードン・ミルズが転がり出てきた。ミルズは病院へ搬送中に亡くなり、状況から殺人と判断され、地元警察が捜査を開始する。
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