電通による強引な演出統括の変更と容姿侮辱案による後任演出統括の辞任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:25 UTC 版)
「2020年東京オリンピック・パラリンピック」の記事における「電通による強引な演出統括の変更と容姿侮辱案による後任演出統括の辞任」の解説
電通がIOCから受注していた開閉会式の演出について、2020年3月、オリンピック延期により開閉会式の準備が一時停止された際に、電通が演出統括のMIKIKOに対して準備再開の際は連絡すると約束しながら、準備再開後には電通がMIKIKOへの連絡を一切行わず、演出統括を電通出身のクリエイティブディレクターである佐々木宏に交代した。結果として、電通はMIKIKO率いる演出チームを約半年間放置し、2020年11月になってからMIKIKOに対して新しい演出統括の下で進行中のプロジェクトへの途中参加を求めたが、MIKIKOは結果に責任を持てないことと、電通から不誠実な対応があったとして辞退を表明した。この辞退表明について、電通が謝罪せずMIKIKOの主張を退けるような正当化を行ったことが広く物議を醸した。また、2021年7月の東京オリンピック開催まで半年を切っている時点で、佐々木宏が渡辺直美の容姿に対する侮辱案を提案したことが明るみとなり、佐々木宏も辞任することになった。JOCは開閉会式の演出が完成に近いことを理由に、佐々木宏の後任となる演出統括を置かないことを決定した。
※この「電通による強引な演出統括の変更と容姿侮辱案による後任演出統括の辞任」の解説は、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」の解説の一部です。
「電通による強引な演出統括の変更と容姿侮辱案による後任演出統括の辞任」を含む「2020年東京オリンピック・パラリンピック」の記事については、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」の概要を参照ください。
- 電通による強引な演出統括の変更と容姿侮辱案による後任演出統括の辞任のページへのリンク