電気品の設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 15:20 UTC 版)
「福島第一原子力発電所1号機の建設」の記事における「電気品の設計」の解説
電気品としては主変圧器、起動変圧器、超高圧開閉所関係機器などが挙げられる。これらは原子炉外に設置され、GEを経由せず直接東芝に発注された。 主変圧器 定格容量:490MVA タップ電圧:17.55-287.5/281.25/275.0kV 冷却方式:送油風方式 %インピーダンス:10.0% %インピーダンスの決定に際しては、負荷端からの距離が長大であるため、送電線路のインピーダンスが大きい。このため安定度を向上を考慮し、通常火力の約20%に比較し10%に抑えられた。 始動変圧器 定格容量:32MVA タップ電圧:287.5/281.25/275.0-6.9kV 冷却方式:油入自冷式 %インピーダンス:9.65% 所内変圧器 定格容量:32MVA タップ電圧:18.0/17.55/17.1/16.65/16.2-6.9kV 冷却方式:送油風冷式 %インピーダンス:8.0% 始動変圧器、所内変圧器の%インピーダンスは、下記の2条件をグラフ化した際に上限、下限の間の範囲内で選定した。 最大電動機の始動に際し、電圧降下を一定の限度に抑えるためのインピーダンスの上限 短絡電流(短絡容量)によるインピーダンスの下限
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