電気双極モーメントとは? わかりやすく解説

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電気双極モーメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 05:18 UTC 版)

電気双極子」の記事における「電気双極モーメント」の解説

電荷密度 ρ に対して1次モーメント p ( x ) = ∫ ( y − x ) ρ ( y ) d 3 y {\displaystyle {\boldsymbol {p}}({\boldsymbol {x}})=\int ({\boldsymbol {y}}-{\boldsymbol {x}})\,\rho ({\boldsymbol {y}})\,d^{3}y} として、電気双極モーメントが定義される電荷密度点電荷集まり ρ ( x ) = ∑ i q i δ ( x − r i ) {\displaystyle \rho ({\boldsymbol {x}})=\sum _{i}q_{i}\,\delta ({\boldsymbol {x}}-{\boldsymbol {r}}_{i})} と考えるとき、電気双極モーメントは p ( x ) = ∑ i q i   ( r i − x ) {\displaystyle {\boldsymbol {p}}({\boldsymbol {x}})=\sum _{i}q_{i}\ ({\boldsymbol {r}}_{i}-{\boldsymbol {x}})} となる。 電荷分布全体として中性のとき、すなわち Q = ∫ ρ ( y ) d 3 y = 0 {\displaystyle Q=\int \rho ({\boldsymbol {y}})\,d^{3}y=0} であるとき、電気双極モーメントは p ( x ) = ∫ y ρ ( y ) d 3 y {\displaystyle {\boldsymbol {p}}({\boldsymbol {x}})=\int {\boldsymbol {y}}\,\rho ({\boldsymbol {y}})\,d^{3}y} となり、位置 x に依らない一定のベクトルとなる。特に電気双極子による場合 p ( x ) = ∑ i p i {\displaystyle {\boldsymbol {p}}({\boldsymbol {x}})=\sum _{i}{\boldsymbol {p}}_{i}} である。 電気双極モーメントは原点付近に局在する電荷分布近似する多重展開における第一近似であり、電荷総和ゼロ場合に、電気双極子総和近似されることを意味している。 詳細は「多重展開」を参照

※この「電気双極モーメント」の解説は、「電気双極子」の解説の一部です。
「電気双極モーメント」を含む「電気双極子」の記事については、「電気双極子」の概要を参照ください。

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