難破現場の発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 13:32 UTC 版)
「メデューズ (帆走フリゲート)」の記事における「難破現場の発見」の解説
1980年、ジャン=イブ・ブローの指揮するフランスの海洋考古学探検隊は、現代のモーリタニア沖でメデューズ難破の現場を発見した。チームは遭難現場のおよそ160 km北に位置するヌアディブの港町の郊外にベースを置き、探検用に4隻の帆船を使用した。主要な探索手段は、フランス原子力庁によって開発された磁力計の一種であった。 探索区域はメデューズの生存者の報告に基づいて決められたが、より重要だったのは1817年のフランスの沿岸海図作成作業の記録で、その時点ではメデューズの船体がまだ海面上にあったことが確認されていた。この事前調査が正しかったことは、探検チームがその作業のまさに最初の日に難破現場を見つけたことで裏付けられた。チームはそれがメデューズの残骸であることが明確に特定できる物品を回収して、パリにある海洋博物館の展示品に加えた。
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