陰陽道と安倍晴明の桔梗印
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 01:40 UTC 版)
五芒星は、陰陽道では魔除けの呪符として伝えられている。印にこめられたその意味は、陰陽道の基本概念となった陰陽五行説、木・火・土・金・水の5つの元素の働きの相克を表したものであり、五芒星はあらゆる魔除けの呪符として重宝された。 日本の平安時代の陰陽師、安倍晴明は五行の象徴として、五芒星の紋を用いた。「安倍晴明判(あべのせいめいばん)」や「晴明九字(せいめいくじ)」とも言い、キキョウの花を図案化した桔梗紋の変形として、「晴明桔梗(せいめいききょう)」とも言う。家紋として現在使用されているものの多くは、桔梗紋の清明桔梗と見られ、現在も晴明神社の神紋などに見ることができる(セーマンドーマンも参照)。 安倍晴明判 桔梗紋「晴明桔梗」 大東流合気柔術「武田惣角一代記」、武田が修行した修験道の九字護身法に、早九字の別法として呪文を唱えながら五芒星を指で描く。奥羽越列藩同盟の軍旗。明治時代、修験道の呪法、災厄除けの護符にも五芒星が描かれている。
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