阿志泰(アジテ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 00:29 UTC 版)
文秀の最大にして最強の宿敵である存在。命ずるだけで人の命を奪い、死者すら蘇らせる程の人智を超えた力を持つ。その力による恐怖と妖しい魅力で、聚慎を滅亡させた張本人でありながら聚慎の遺臣を部下に抱えている。その正体は悪魔であり、彼の一族は本来自我というものを持ち得ぬ存在であるが、人間の持つ原初的な悪(絶対悪)と混ざり合うことによってこの世に降臨することが出来る。聚慎時代はメガネをかけ、背の低くて弱々しい文官の青年といった外見だったが、彼本来の性格は混沌を尊び、悪徳を好むなどその正体同様、邪悪極まるモノであり、ある日急に解慕漱の姿を乗っ取りって聚慎に混乱をもたらし、結果として滅亡させた。上記のように凄まじい力を持つ人外の存在であるが、自身を殴り飛ばした文秀に執着し、解慕漱に化けて桂月香と寝た事を自慢する等、どこか下衆な人間じみた所がある。
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