防衛戦の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/02/27 13:21 UTC 版)
日本フライ級タイトル初防衛戦、対小松則幸戦におけるラフファイトぶりは、日頃滅多に明確な批判をすることがないボクシング専門2誌の誌上戦評において、珍しく、揃って否定的見解をもって語られた。この試合における吉田は、バッティング(頭突き)やホールド(抱え込み等)、レスリング行為(引き倒し等)、オープンブロー(掌部分での加撃)、ラビットパンチ(後頭部への加撃)などのありとあらゆる反則を、試合全般を通じてほぼ間断なく繰り返しており、『ボクシング・マガジン』誌は「ヨシケン、乱心」の見出しで、その闘いぶりを「ボクシングとは呼べない所業」と評した。『ボクシング・ワールド』誌においても、小松陣営の「あれではプロテストも受からない」とのコメントが紹介された。また吉田陣営もラフファイトを行ったことを認めている。 防衛2戦目の佐藤常二郎戦も、ホールドやバッティングが見られ、両者とも顔面から出血する荒れた試合となった。スポニチでは「タイトルマッチのレベルとは言えない」と厳しい論調で非難し、日刊スポーツにおいても「試合内容はお粗末」、「タイトル戦とは思えないレベル」と同様に非難された。
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