関連テクノロジと相互運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 06:41 UTC 版)
「Microsoft UI Automation」の記事における「関連テクノロジと相互運用」の解説
Microsoft Active Accessibility (MSAA): UIA は MSAA の後継である。しかし MSAA に依存するアプリケーションがまだ存在するため、UIA アプリケーションと MSAA アプリケーションの橋渡しが行われ、2つの API の間で情報共有が可能である。MSAA-to-UIA プロキシと UIA-to-MSAA ブリッジが開発された。前者は MSAA の情報を元に UIA クライアント API で利用可能とするコンポーネントである。後者は MSAA を使うクライアントアプリケーションが UIA を実装するアプリケーションにアクセスできるようにする仕組みである。 Accessible Rich Internet Applications (ARIA): UIA の AriaRole および AriaProperties プロパティは HTML 要素 (ウェブブラウザによりオートメーション要素としてアクセス可能となる)に対応する ARIA 属性値へのアクセスを可能とする。ARIA 属性から UIA への一般的なマッピングも利用できる。 Windows Automation API: Windows 7 より、マイクロソフトはアクセシビリティテクノロジーを Windows Automation API と呼ばれるフレームワークにパッケージした。MSAA も UIA もこのフレームワークの一部となった。旧バージョンの Windows については KB971513 を参照。 Mono アクセシビリティプロジェクト: 2007年11月7日にマイクロソフトとノベルは相互運用性に関する合意完了後、アクセシビリティ機能の拡張についてアナウンスを行った。特に、UIA フレームワークが Linux Accessibility Toolkit (ATK) 等の既存の Linux アクセシビリティプロジェクトと一緒に動作するよう、ノベルがオープンソースのアダプタを開発し、SUSE Linux Enterprise Desktop、Red Hat Enterprise Linux、Ubuntu Linuxと一緒にリリースされることがアナウンスされた。これにより UIA は最終的にクロスプラットフォームとなった。
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