開拓行政
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 22:10 UTC 版)
戦後開拓においては、開拓の実施やその後の営農指導にあたり、一般農政と別に開拓行政が組織化された。農林省では1945年(昭和20年)10月「開拓局」が設置され、開拓行政を一元的に担った。しかし開拓局はその後、1949年(昭和24年)6月「農地局」に改組された後、1972年(昭和47年)「構造改善局」に再編吸収された。また、各都道府県では開拓局又は開拓課が置かれ、開拓行政を担っていた。 開拓行政では、開墾事業や、道路等の基盤整備事業の実施、土壌改良や住宅整備、水道電気整備等への助成のほか、農業改良普及員とは別に「開拓営農指導員」を配置しての営農指導、保健所保健婦とは別に配置された「開拓保健婦」による保健指導、小中学校の分校設置への助成、入植者により組織された開拓農業協同組合の指導、開拓者資金融資等、入植者の生活を全面的に支援していた。
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