鉄道事業の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 04:42 UTC 版)
鉄道事業は、その経営方法により3種類に分けられ、それぞれの種別に応じた鉄道事業許可が必要である。 第1種鉄道事業 自らの鉄道施設を使用して運送を行う事業。通常の鉄道事業である。 第2種鉄道事業 他者(第1種又は第3種)の鉄道施設を借用して運送を行う事業。直通運転は車両の貸し借りを行っているだけなので、第2種鉄道事業ではない。 日本貨物鉄道(JR旅客各社線などを使用)、青い森鉄道(青森県が第3種)など。 第3種鉄道事業 第1種鉄道事業者に譲渡する目的で鉄道施設を建設する事業及び第2種鉄道事業者に貸付ける目的で鉄道施設を建設・整備する事業。後者は、鉄道施設を建設後に第2種鉄道事業者に貸付けている鉄道施設を保守・整備して管理にあたる。神戸高速鉄道(第2種は阪神電気鉄道・阪急電鉄・神戸電鉄)、千葉ニュータウン鉄道(第2種は北総鉄道・京成電鉄)、青森県(第2種は青い森鉄道・日本貨物鉄道)など。 なお、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(旧日本鉄道建設公団)及び日本高速道路保有・債務返済機構(旧本州四国連絡橋公団)が行う第3種鉄道事業に該当する業務は、本法の適用がなく、これらから直接借り受け、他人の需要に応じ、鉄道による旅客又は貨物の運送を行う事業については第1種鉄道事業となる(第59条)。
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