鈴木達也 (1982年生のサッカー選手)とは? わかりやすく解説

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鈴木達也 (1982年生のサッカー選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/23 01:11 UTC 版)

鈴木 達也
名前
愛称 たっちゃん[1]、タツ[2]
ラテン文字 SUZUKI Tatsuya
基本情報
国籍 日本
生年月日 (1982-08-01) 1982年8月1日(42歳)
出身地 神奈川県横須賀市
身長 171cm
体重 68kg
選手情報
ポジション FW[2][3]MF[1][3]
利き足 右足[1][2]
ユース
1998-2000 横浜F・マリノス
2001-2004 筑波大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2005-2008 柏レイソル 65 (7)
2008-2011 FC東京 74 (7)
2012-2014 徳島ヴォルティス 43 (2)
通算 182 (16)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

鈴木 達也(すずき たつや、1982年8月1日 - )は、神奈川県横須賀市出身の元サッカー選手。ポジションはフォワード(FW)ミッドフィールダー(MF)

来歴

小学生の頃より横浜マリノスの下部組織に在籍し、坂田大輔田中隼磨らと共にプレーした。2000年には国体の神奈川県選抜に選出され[3]、さらにクラブユース選手権で全国優勝を果たしたが、トップ昇格するよりも自分が中心になれる環境でプレーの幅を広げたいという考えから大学進学を志望[4]

2001年筑波大学に進学。2年時の足首骨折によって長期離脱を強いられたことから大学選抜で名を挙げることは無かったが[4]、復帰後は2003年の大学選手権(インカレ)MVP及び2004年のリーグベストイレブン選出など活躍を見せた。同期に兵働昭弘。4年時には3期後輩のFW平山相太2トップを組んだ[4][5]

柏レイソル

2005年に大学を卒業し、柏レイソルへ入団[3]。同年は日本代表の玉田圭司らがFWとして定着しており、出場機会に恵まれなかった。

2006年石崎信弘監督の志向する前線からの連動した守備をこなせる走力が評価され[4]、開幕戦から先発出場。2トップの一角あるいはサイドハーフの位置から、豊富な運動量と攻守の切替えの速さ[6]、枠内シュート率44%という高精度のシュートで[7] チームのJ1昇格に貢献。フランサ北嶋秀朗李忠成ら攻撃陣の中でも中軸として起用され、同年のJ's GOAL・J2ニューカマー・オブ・ザ・イヤーに選出された[7]

2007年4月の第5節横浜FM戦でJ1での初得点を記録[2]。持ち前のスピードとスタミナで攻守に奔走していたが[2]、負傷と太田圭輔の新加入を機に出場機会を減らした[2]

FC東京

2008年8月に栗澤僚一と交換トレードの形でFC東京期限付き移籍[8][9]。主にスーパーサブとして出場を続けた。

2009年も移籍期間を延長してFC東京に在籍[10][11]。前年同様に途中交代での出場が続いたが、FWカボレの退団及びMF石川直宏の負傷でレギュラーが離脱したシーズン後半にはその穴を埋める形でスタメンを務め[12]同年のヤマザキナビスコカップ決勝戦では絶妙なクロスで平山相太の追加点をアシストし[5]、タイトル獲得に貢献。この年はチーム最多タイとなる公式戦45試合出場を記録した。

2010年に完全移籍[13][14]。その後もレギュラー確保には至らないものの、豊富なスタミナや運動量、守備意欲の高さを武器に[15]、攻撃陣の選択肢を広げた。

徳島ヴォルティス

2012年より徳島ヴォルティスへ完全移籍[16][17]。新加入ながら自身初となるキャプテンを務め、3バック採用時にはウイングバックをこなした。

2013年は、開幕直前の練習試合での左膝負傷により出遅れたことに加え[18]、7月には肉離れ[19]、11月には頬骨骨折と負傷が重なり[20]、また、鈴木不在のチームが好調を維持していたため(後にJ1昇格)、復調しても[21] 中々活躍の場を得られなかった。同年シーズン終了後、契約満了により退団[22]

現在

徳島退団後の鈴木について、これ以降の所属情報は確認されておらず、2025年時点で事実上の引退状態となっているが、2018年9月29日に味の素スタジアムで行われた古巣・FC東京のOB戦では「TEAM BLUE」として参加していた[23]

エピソード

  • 幼稚園から高校までピアノ教室に通っており、各種プロフィール欄の「特技」にはピアノ演奏と記される[4]。試合のハーフタイム企画としてスコアボードに演奏する姿を収録したVTRが流された事もある(2009年3月、FC東京vs山形にて)。
  • 1学年上である石川直宏とは同じ横須賀市で育ち、横浜F・マリノスJY追浜でチームメイトとなる以前の小学生の頃からお互いに存在を見知っていた[24]。FC東京ではポジションが重なったこともあり[5]、長髪の風貌が似ていると指摘されることもあった[24]

所属クラブ

ユース経歴
プロ経歴

個人成績

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2005 22 J1 1 0 2 0 1 2 4 2
2006 J2 33 5 - 1 0 34 5
2007 J1 16 2 4 1 1 0 21 3
2008 15 0 0 0 - 15 0
FC東京 40 8 1 - 3 1 11 2
2009 33 4 10 0 2 1 45 5
2010 11 15 0 7 0 3 0 25 0
2011 J2 18 2 - 5 0 23 2
2012 徳島 10 28 1 - 1 0 29 1
2013 15 1 - 1 0 16 1
通算 日本 J1 88 7 23 1 10 4 121 12
日本 J2 94 9 - 8 0 102 9
総通算 182 16 23 1 18 4 223 21

タイトル

個人

  • 全日本大学サッカー選手権大会 MVP (2003年)
  • 関東大学サッカーリーグ戦 ベストイレブン (2004年)
  • J's GOAL選定 J2 Newcomer of the year (2006年[7])

脚注

  1. ^ a b c PLAYER'S DATABASE (2007年版) - ウェイバックマシン(2007年10月18日アーカイブ分) WEBサッカーマガジン (2007年2月13日)
  2. ^ a b c d e f PLAYER'S DATABASE (2008年版) - ウェイバックマシン(2008年9月14日アーカイブ分) WEBサッカーマガジン (2008年2月21日)
  3. ^ a b c d e f g 鈴木 達也選手 新加入内定のお知らせ 柏レイソル (2004年12月29日)
  4. ^ a b c d e インタビュー「FIELD」 - ウェイバックマシン(2007年7月4日アーカイブ分) WEBサッカーマガジン (2007年1月19日)
  5. ^ a b c 代役じゃない! 鈴木達也が意地のアシスト ゲキサカ (2009年11月3日)
  6. ^ 11月度 J'sGOAL月間MIP J's GOAL
  7. ^ a b c 【J.LEAGUE Division2 受賞者発表】J's GOAL J.LEAGUE Division2 2006シーズン表彰発表! J's GOAL (2006年12月18日)
  8. ^ 鈴木 達也選手 FC東京へ期限付き移籍 柏レイソル (2008年8月26日)
  9. ^ 鈴木達也選手 期限付き移籍加入決定のお知らせ - ウェイバックマシン(2008年8月29日アーカイブ分) FC東京 (2008年8月26日)
  10. ^ 鈴木 達也選手 FC東京への期限付き移籍延長 柏レイソル (2009年1月19日)
  11. ^ 鈴木達也選手 期限付き移籍延長のお知らせ - ウェイバックマシン(2012年7月14日アーカイブ分) FC東京 (2009年1月19日)
  12. ^ 東京鈴木が石川の穴を埋める先制弾/J1 日刊スポーツ (2009年10月25日)
  13. ^ 鈴木 達也選手 FC東京へ移籍 柏レイソル (2010年1月19日)
  14. ^ 鈴木達也選手 完全移籍決定のお知らせ - ウェイバックマシン(2010年1月22日アーカイブ分) FC東京 (2010年1月19日)
  15. ^ FC東京、10人で得た一体感と浮上へのヒント スポーツナビ (2011年5月6日)
  16. ^ 鈴木達也選手 徳島ヴォルティスへ完全移籍のお知らせ FC東京 (2012年1月10日)
  17. ^ 鈴木 達也選手 完全移籍にて加入決定のお知らせ 徳島ヴォルティス (2012年1月10日)
  18. ^ 徳島3発快勝! 鈴木が復活V弾 デイリースポーツ (2013年5月13日)
  19. ^ 鈴木 達也選手の負傷について 徳島ヴォルティス (2013年7月25日)
  20. ^ 鈴木 達也選手の負傷の全治について 徳島ヴォルティス (2013年11月20日)
  21. ^ 練習試合で京都に勝利、試合を見守った小林監督は笑顔 blogola (2013年10月21日)
  22. ^ 契約満了選手について 徳島ヴォルティス (2013年12月25日)
  23. ^ FC東京OB戦出場選手追加情報”. X. 2025年2月23日閲覧。
  24. ^ a b Tokyo Mania 第33回 石川直宏選手ロングインタビュー 182ch.net (2009年4月8日)

関連項目

外部リンク





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