金孔雀賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/11/26 13:40 UTC 版)
| 金孔雀賞 | |
|---|---|
第48回インド国際映画祭で金孔雀賞を授与されるロバン・カンピヨ（2017年）
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| 受賞対象 | 芸術的・技術的に優れ、かつ高い教育的・文化的な価値を有する映画[1] |
| スポンサー | 映画祭事務局 |
| 会場 | ゴア州 |
| 国 |  インド |
| 初回 | 1965年 |
| 最新回 | 2023年 |
| 初代受賞者 | 『Gamperaliya』 |
| 最新受賞者 | 『Endless Borders』 |
金孔雀賞（きんくじゃくしょう、Golden Peacock for the Best Feature Film）は、インド国際映画祭における最高賞[2][3]。優れた長編映画に対して贈られ、受賞者にはインドの国鳥であるクジャクをかたどり、映画祭の標語である「ヴァスダイヴァ・クトゥンバカム（世界は一つの家族）」の文字が刻まれた金孔雀像が授与される[4]。1965年開催の第3回インド国際映画祭で創設された[4][5]。また、1965年から2014年にかけて長編映画を対象にした銀孔雀賞（Silver Peacock）が存在した。受賞者には賞金4万ドルが贈られ、監督とプロデューサーとの間で均等に配分される。このほか、監督には金孔雀像と賞状、プロデューサーには賞状が贈られる。
受賞結果
金孔雀賞
長編映画部門
| 年 | 作品 | 監督 | 製作国 |
|---|---|---|---|
| 1965 (第3回) |
Gamperaliya | レスター・ジェームス・ピーリス |  スリランカ |
| 1969 (第4回) |
地獄に堕ちた勇者ども | ルキノ・ヴィスコンティ |  イタリア |
| 1974 (第5回) |
Dreaming Youth | ヤーノシュ・ロージャス |  ハンガリー |
| 1977 (第6回) |
あにいもうと | 今井正 |  日本 |
| 1979 (第7回) |
ハンガリアン狂詩曲 | ヤンチョー・ミクローシュ | ハンガリー |
| 1981 (第8回) |
The Unknown Soldier’s Patent Leather Shoes | ランゲル・ヴァルチャノフ |  ブルガリア |
| Aakrosh | ゴーヴィンド・ニハラニ |  インド |
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| 1985 (第10回) |
ボストニアン | ジェームズ・アイヴォリー |  イギリス |
| 持参金のない娘 | エリダル・リャザーノフ |  ロシア |
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| 1987 (第11回) |
Proshal Zelen Leta | エルヤル・イシュムカメドフ | ロシア |
| 1996 (第27回) |
べにおしろい 紅粉 | リー・シャオホン |  中国 |
| 1998 (第29回) |
變臉 この櫂に手をそえて | ウー・ティエンミン | 中国 |
| 2000 (第31回) |
Karunam | ジャヤラージ | インド |
| 鉄道員 | 降旗康男 | 日本 |
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| 2002 (第33回) |
Letters to Elza | イゴール・マスレニコフ | ロシア |
| 2003 (第34回) |
午後の五時 | サミラ・マフマルバフ |  イラン フランス |
| 2004 (第35回) |
美しい都市 | アスガル・ファルハーディー | イラン |
| 2005 (第36回) |
Iron Island | モハマド・ラスロフ | イラン |
| 2006 (第37回) |
胡同の理髪師 | ハスチョロー | 中国 |
| 2007 (第38回) |
The Wall | 林志儒 |  台湾 |
| 2008 (第39回) |
トルパン | セルゲイ・ドヴォルセヴォイ |  カザフスタン ロシア |
| 2009 (第40回) |
あなたなしでは生きていけない | レオン・ダイ | 台湾 |
| 2010 (第41回) |
Moner Manush | ゴータム・ゴース | インド |
| 2011 (第42回) |
Porfirio | アレハンドロ・ランデス |  コロンビア アルゼンチン |
| 2012 (第43回) |
Anhe Ghore Da Daan | グルヴィンダル・シン | インド |
| 2013 (第44回) |
ベアトリスの戦争 | ルイジ・アキスト / ベティ・レイス |  東ティモール |
| 2014 (第45回) |
裁かれるは善人のみ | アンドレイ・ズビャギンツェフ | ロシア |
| 2015 (第46回) |
彷徨える河 | シーロ・ゲーラ | コロンビア |
| 2016 (第47回) |
Daughter | レザ・ミルキャリミ | イラン |
| 2017 (第48回) |
BPM ビート・パー・ミニット | ロバン・カンピヨ | フランス |
| 2018 (第49回) |
ドンバス | セルゲイ・ロズニツァ |  ウクライナ |
| 2019 (第50回) |
Particles | ブレイズ・ハリソン | フランス スイス |
| 2020 (第51回) |
Into the Darkness | アナス・レフン |  デンマーク |
| 2021 (第52回) |
リング・ワンダリング | 金子雅和 | 日本 |
| 2022 (第53回) |
Tengo sueños eléctricos | ヴァレンティーナ・モレル |  スペイン |
| 2023 (第54回) |
Endless Borders | アッバス・アミーニー | イラン |
短編映画部門
| 年 | 作品 | 製作国 |
|---|---|---|
| 1965 (第3回) |
Cyclone |  キューバ |
| 1969 (第4回) |
Taking off at 1800 Hours | キューバ |
| 1974 (第5回) |
Automatic |  チェコスロバキア |
| 1977 (第6回) |
After the Silence | インド |
| 1979 (第7回) |
An Encounter with Faces | インド |
| Olympic Games |  ポーランド |
|
| 1981 (第8回) |
A Period of Transition | デンマーク |
| 1985 (第10回) |
Narcissus |  カナダ |
銀孔雀賞
| 年 | 作品 | 監督 | 製作国 |
|---|---|---|---|
| 1965 (第3回) |
Nirjan Saikate | タパン・シンハー | インド |
| 1969 (第4回) |
Man and the Crow | スリランカ |
|
| 1998 (第29回) |
Paper Airplanes | ファルハード・メフランファル | イラン |
| 2014 (第45回) |
1000ルピー札 | シュリハリ・サテ | インド |
出典
- ^ “Directorate of Film Festival”. 2017年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月11日閲覧。
- ^ “One of Asia's First Film Festivals – IFFI over the years.” (3 October 2017). 8 January 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。9 January 2018閲覧。
- ^ “Key highlights of the 46th International Film Festival of India”. PIB. 30 November 2015閲覧。
- ^ a b Saverio Giovacchini; Robert Sklar (1 December 2011). Global Neorealism: The Transnational History of a Film Style. Univ. Press of Mississippi. pp. 179–. ISBN 978-1-61703-122-9 31 October 2012閲覧。
- ^ “Directorate of Film Festival”. iffi.nic.in. 2016年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月8日閲覧。
外部リンク
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