酪酸メチルとは? わかりやすく解説

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酪酸メチル

分子式C5H10O2
その他の名称Methyl butyrate、Methyl butanoate、Butyric acid methyl esterMethyl=butyrate、Butyric acid methyl、Butanoic acid methyl
体系名:ブタン酸メチルメチル=ブチラート、酪酸メチル


酪酸メチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 08:33 UTC 版)

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酪酸メチル
methyl butyrate[1]
識別情報
CAS登録番号 623-42-7
特性
化学式 C5H10O2
モル質量 102.13
外観 無色の液体
匂い 果実臭
融点

-95℃

沸点

102-103℃

への溶解度 1.6%
屈折率 (nD) 1.386
危険性
引火点 11℃
半数致死量 LD50 5g/kg以上(ラット経口・ウサギ経皮)
関連する物質
関連物質 酪酸エチル酪酸ブチル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

酪酸メチル(らくさんメチル: methyl butyrate)は、化学式C3H7COOCH3で表される酪酸エステルの一種。ブタン酸メチルとも呼ばれる。食品用香料に用いられ、天然には多くの果実類に存在する。

用途

主にフルーツ系フレーバーとして、17 - 220ppmほど使用される。香料用途としては井上香料製造所やシグマアルドリッチが製造する[1]。近年ではバイオディーゼル燃料としての利用も研究されている[2]

安全性

引火性が強く、日本の消防法では危険物第4類・第1石油類に分類される[3]。動物実験での半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与・ウサギへの経皮投与とも5g/kg以上[1]

関連項目

脚注

  1. ^ a b c 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
  2. ^ 燃料の製造方法|特開2004-149742(j-platpat)
  3. ^ 製品安全データシート(安全衛生情報センター)


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