酪酸ヘプチル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 14:03 UTC 版)
酪酸ヘプチル heptyl butyrate[1] |
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別称
ブタン酸ヘプチル
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 5870-93-9 |
特性 | |
化学式 | C11H22O2 |
モル質量 | 186.30 |
示性式 | C3H7COOC7H15 |
外観 | 無色の液体 |
匂い | グリーン香 |
融点 | -58~-57℃ |
沸点 | 225℃ |
屈折率 (nD) | 1.419-1.424 |
危険性 | |
引火点 | 102℃ |
半数致死量 LD50 | 5g/kg以上(ラット経口・ウサギ経皮) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
酪酸ヘプチル(らくさんヘプチル英: heptyl butyrate)は、酪酸エステルの一種。お茶のような甘いグリーン香を持ち、香料などに用いられる。
用途
シプレー系、アルデヒド系調合香料に使用され、フルーティ調・グリーン調をもたらす。食品用としてはフルーツ、フローラルないしバイオレット系フレーバーに0.66~2.7ppmほど加えられる[1]。
関連項目
- ノナン酸エチル - 本物質と同じくC11H22O2の化学式を持つ。
出典
- ^ a b 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
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