配信版と劇場版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 15:02 UTC 版)
「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」の記事における「配信版と劇場版」の解説
青井は作品の長さからテレビアニメとして1クール放送する長さではないこと、原作がネットでのダウンロード販売が最初だったことから、『planetarian』を原作同様にネット配信しようと考えた。またその映像美や内容を再度楽しんでもらうとともに、原作の後日談にあたる小説『星の人』を含めて、ほしのゆめみと屑屋のそれぞれの物語を見てもらいたいということから劇場版アニメ映画も作られることになった。 方針としては、Web配信版はゲーム本編をゆめみ視点で描き、劇場版はゲーム本編の配信版に加え、屑屋のその後の人生を屑屋視点で描いている。 配信版は全5話で展開され、尺について話ごとに分数が異なる作りになっている。配信版は当初は各話10分で予定されていたが、津田の熱い思いから各話10分を超えるものになった。 劇場版は配信版を再構成したものと、前述した『星の人』の2つで構成されている。監督の津田としては、配信版の『ちいさなほしのゆめ』と劇場版の『星の人』を切り分けたいという思いがあり、『星の人』という大きな器の一部分を切り取ったものが『ちいさなほしのゆめ』だと考え、キッチリ違うものを意識して作ったという。そのため劇場版は当初「配信版に10分から15分の新作カットを足して」と言われていたが、さすがにそれでは『星の人』を描くことはできないと判断し、スタッフに無理を言って新作部分を40分盛り込み、上映時間は全体で115分ほどになったという。配信版の部分においては、星の人(屑屋)の物語として再構成されているため、配信版のカットもそのような視点のものが組み込まれている。
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