鄭恩
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ナビゲーションに移動 検索に移動鄭 恩(てい おん、927年以降 - 960年代前半)は、後周から北宋初期にかけての武将。字は子明。
宋朝の正史である『宋史』に記載はなく、野史の『掖県県志』などに記載がある。
北宋初期の武将の張瓊がモデルであるとの説もある。趙匡胤を題材とした演劇やドラマなどに登場することでも知られる。
生涯
鄭恩は最初、後周の世宗柴栄に仕える将軍であり、趙匡胤とは同僚・義兄弟の仲であった。柴栄の死後、陳橋の変において趙匡胤の即位を助け、宋朝の成立に貢献。宋朝成立後も、武将として戦功を立て続けた。しかし、自身は元来粗野で向こう見ずな性格であり、君臣の礼をわきまえておらず、やがて趙匡胤の怒りを買い、処刑されてしまった。その後趙匡胤は鄭恩の処刑を後悔し、その子孫を厚遇した。
登場作品
- 演劇
- 清油河
- 倒挂油
- 普峪河口
- 打瓜園 鄭恩三春喜聯姻
- 三馬地
- 趙匡胤千里送京娘
- ドラマ
- 『大宋伝奇之趙匡胤』(2015年、演:葉鵬)
出典
- 『掖県県志』
- 百度百科「鄭恩」
鄭恩(演:葉鵬)
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「大宋伝奇之趙匡胤」の記事における「鄭恩(演:葉鵬)」の解説
趙匡胤の義弟。「結義兄弟」の五弟。もとは柴戸村の村民であったが、柴戸村を訪れた趙匡胤と知り合う。趙匡胤とともに盗賊退治を行った後、趙匡胤に付き従ってその部下・義兄弟となる。その後、盗賊・王擋の捕縛・処刑にも尽力。また、王擋に捕らわれた王月虹を救出した。その後、趙匡胤・張瓊とともに郭威軍に身を投じ、兵士として李守貞討伐戦や郭威の汴京侵攻にも参陣。だがその後、突然全く出番がなくなり、12話に渡ってその存在について一切言及されなくなってしまう。ちなみに作中では、「後周の頃から宋初にかけて、約4年半(4年5か月17日間)、契丹との国境沿いの守備の任に当たっていた」と言及されており、おそらく辺境守備にいたという都合上、登場させられなかったものと思われる。
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