遺跡 (中世)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/11 08:16 UTC 版)
遺跡(ゆいせき)は、中世の日本で用いられた言葉で過去に存在した人物が残した財産・所領・地位などを指す。
財産や所領、地位などの遺した先人の名称や係累を用いて「藤原某遺跡」「先祖遺跡」、「亡父遺跡」などと称された。子孫が継承した所領に対してその先祖名を付けられることはしばしば行われ、同様に寺院においても弟子が継承した所領に対してその先師名が付けられる場合もあった。また珍しい事例ではあるが所有者である子孫が自己の子孫を残さずに急死して健在である父祖がそれを継承した場合にも急死した子孫の名前が付けられる場合があった。更に祖先が遺した業績や名誉なども「遺産」として子孫に継承される場合もあった。
所領・財産などの遺産は祖先から子孫へ、あるいは先師から弟子へと代々継承されてきたが、鎌倉時代においてはこうした遺跡を巡る訴訟である遺跡相論(ゆいせきそうろん)がしばしば発生した。
参考文献
- 鈴木英雄「遺跡」(『国史大辞典 14』(吉川弘文館、1993年) ISBN 978-4-642-00504-3)
関連項目
「遺跡 (中世)」の例文・使い方・用例・文例
- 古代の遺跡
- その発掘により古代都市の遺跡が見つかった
- 古代遺跡
- 有史以前の遺跡
- その地区を造成している過程で古い遺跡が発見された
- 古代ギリシャの遺跡
- 古代ローマ遺跡が発掘された
- クロマニョン人の遺跡
- その考古学者は遺跡で秘密の記号を発見した。
- 世界遺産に登録された遺跡
- 吉野ヶ里遺跡は日本で有名です。
- ダイビングをして海底の遺跡を見るべきだよ。
- ローマの遺跡
- 私はいつも景色や遺跡を撮影します。
- 私はこの素晴らしい遺跡が、その地震で被害を受けたと聞いています。
- 私はこの素晴らしい遺跡が、その地震で被害を受けたと聞きました。
- それはとても美しい神秘的な遺跡です。
- 石器時代の遺跡が発見された。
- 新しい遺跡で未発掘はいくつだったのですか。
- 我々は古代文明の遺跡を発見した。
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