遺伝子
【概要】 細胞を工場に例えると、核は本社のコンピュータ室、染色体はハードディスク、遺伝子は特定のプログラムやデータにあたる。つまり遺伝子は一つ一つの蛋白質の構造を決める設計図である。物質としてはDNAとRNAの2種類がある。ウイルスは細胞質や核を持たず、遺伝子を生きた細胞の中に持ち込む。まるでフロッピイディスクのような存在である。
【詳しく】 人間の遺伝子は、23対ある染色体の特定の位置に存在している。これを染色体地図という。遺伝子は信号の始まりの部分から終わりの部分があり、その中間に実際に蛋白質をコードしているエクソン部分と間の無信号域のイントロン部分がある。遺伝子DNAが転写されてRNAができ、さらにイントロン部分が切り出されて、メッセンジャーRNA(mRNA)になる。mRNAは核膜の穴から細胞質に出て蛋白合成に向かう。
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