適合性モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/18 14:49 UTC 版)
適合性モデルでは、パートナーとの関係深化を複数の段階に分け、ある段階から次の段階に移行する条件を近接性や外見的魅力、役割適合などで吟味する。このうち、破局に至る段階では対人的な葛藤や食い違いが要因として挙げられる。 たとえば、M・L・ナップ(英語版)の関係発展モデルでは、関係の崩壊を以下の5つの段階に仮定して説明している。 食い違い それまで相手のチャームポイントとして感じられていた部分が食い違いとして認識されるようになる 境界化 コミュニケーションが限定的となる。特に、食い違いとして認識された部分に触れることは極力回避する 停滞 さらに関係が後退し、表面的なコミュニケーションに留まる 回避 物理的に距離を取るようになる 終焉 社会的・法律的な別離へと至る それぞれの段階にかけられる時間はさまざまであり、ある段階から進行せずに安定化する場合や、関係が改善して逆行する場合もある。逆に、途中のステップを飛ばして急激に進行してしまう場合もあり得る。
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