遠距離通勤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 22:12 UTC 版)
一般には、片道1時間30分を超えると、遠距離通勤といわれる。アメリカ合衆国国勢調査局は片道90分以上の通勤者を「超長距離通勤者」(extreme commuter)と定義する。 多くの企業が集積する東京23区や大阪市への通勤の場合、片道で距離100kmまたは所要時間2時間を超えて通勤する人もいる。また、新幹線を利用して、新白河、長野、越後湯沢、静岡等から東京都心まで、岡山、相生、米原から大阪まで通勤する例もある(新幹線通勤)。 高度経済成長期からバブル期にかけての地価高騰によるドーナツ化現象に伴い、このような遠距離通勤はピークを迎えた。近年の地価下落による都心回帰傾向や、郊外遠方に自宅を購入した世代の退職により、遠距離通勤者の比重は減少する方向にある。 通勤時間が片道1時間異なると、40年間(週休2日前提)では単純計算で、19,200時間=800日=2年2ヶ月余りを余分に通勤に費やすこととなり、まさにこれはライフスタイルの問題であり、「通勤時間の有効活用」を題材にした書籍類が話題となる背景である。
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