遠江電気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 02:37 UTC 版)
遠江電気株式会社は、1911年に開業した松阪水力電気遠江支社を前身とする。この事業は1918年に日本電力(「五大電力」の一つ日本電力とは別)へと渡り、さらに1920年10月この遠江電気が譲り受けた。 会社設立は1920年3月6日。資本金は70万円で、本店を当初東京市日本橋区南茅場町に置いた。翌1921年3月23日、熊澤一衛らが取締役に就任するとともに本店を静岡電力所在地と同じ静岡県安倍郡大里村川辺へと移転している。同年6月時点での供給区域は小笠郡掛川町(現・掛川市)を中心とする小笠郡・磐田郡の計24町村で、静岡電力ではなく早川電力(後の東京電力)からの受電を電源とした。 本店移転同日の1921年3月23日、静岡電力と遠江電気の間で合併契約が締結され、5月5日両社株主総会で合併決議ののち、8月5日付で合併が実施された。合併に伴う静岡電力の増資額は300万円である。
※この「遠江電気」の解説は、「静岡電力」の解説の一部です。
「遠江電気」を含む「静岡電力」の記事については、「静岡電力」の概要を参照ください。
- 遠江電気のページへのリンク