運賃値上げへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 07:50 UTC 版)
2008年度(4~12月)の運行実績では、前述の「東部コース」が1便あたりの平均利用者数が8.1人、収支率が54.5%、新潟市立白根小学校へのスクールバスを兼ねる「三ケ字コース」が10.7人、61.7%と突出した利用率を確保した。しかし他の5路線の収支率は10~15%と低調だったことから区内全体の収支率も15%程度と芳しくなく、市が定める存続条件の「30%」に満たなかった。前者2路線は運行距離が10kmに満たないことが高収支率に結びついている。一方、運行距離が40km前後に及ぶ後者5路線も前者同様、平均利用者は10人前後で一定の数は確保していた。その他のデータなどにより、運賃が他区と比較して安価に設定されている点が収支率の伸び悩みに大きく影響していることが判明した。 そこで南区は2009年1月26日に行った2008年度の「新潟市地域公共交通会議 南区分科会」で、運賃体系の見直しを決定。大人運賃を他区同様、倍額の200円に値上げすることになった。しかし中・高校生は別途運賃を設定することとし、100円のまま据え置かれた。また、特に利用率が低い味方地区方面の運行本数を削減することも決定した。
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