連載初期の背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/15 14:56 UTC 版)
最初の企画時、作者が準備したのはリプミラ号のラフスケッチ1枚のみであったという。 当初、作者は読みきりのつもりで描いていたため掲載誌に「マップス 次回お楽しみに」と書かれているのを見て驚いたという。これは「創刊号掲載作はすべて連載にする」という編集部の方針が連絡ミスで作者に伝わっていなかったためである。 編集部は当時の大ヒット作『うる星やつら』のようなSFラブコメ路線を打診したが、本格的なSFものの連載が難しかった当時それがやりたかった作者はこれをつっぱねてACT.2でリプミラ号を宇宙へ旅立たせてしまったため、編集部も当初の路線計画はあきらめてしまったという。同時期に白泉社が立ち上げた「月刊コミコミ」では『アウトランダーズ(真鍋譲治)』や『エルフ17(山本貴嗣)』といったスペースオペラものの作品が連載されており人気があった(両作品ともOVA化されている)。 作者が目指したのは『レンズマン』に匹敵するような非常にスケールの大きいスペースオペラである。 当初は掲載誌である「SFアニメディア」が不安定であったため、初期の頃はいつ終了してもいいようにということから1話完結的なエピソードが多い。本格的にストーリーが動き出したのは「コミックNORA」にリニューアルしてからである。リニューアルした理由のひとつは本作のOVA(1987年版)が企画されたからである。
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